仕事で資料を作る際、図解を使いこなせていますか?
図解は資料を見やすく、読み手に伝わりやすくする効果があります。
図解をうまく使い資料作成ができるようになれば、仕事の幅が広がり、普段の投稿や資料もワンランクアップするでしょう。
そこで本記事では、正しい図解の作り方や、図解を仕事に活かす方法を紹介します。
相手により伝わる資料を作り、新たな仕事の獲得につなげましょう。
図解作成とは
「図解」とは情報を整理して図形で表すもので、文章を読まなくても視覚的にパッと理解できるメリットがあります。
提案資料、教材資料、ブログやツイッターにも積極的に図解を取り入れると、より見やすくわかりやすい内容になります。
図解を通して何を伝えたいのか、メッセージを意識して作成するのがポイントです。
図解を使って相手に提示する資料の質を上げれば、仕事の幅もぐんと広がりますよ。
図解作成の可能性
文章にプラスして図解を使うことで、企画や提案のイメージを相手に共有しやすくなります。
パッと見て視覚的に理解しやすいので、解釈のズレが起きにくく「有益な情報」と捉えてもらえやすくなります。
SNS投稿の反応率が上がったり新しい仕事を受けるチャンスにもつながるはずです。
仕事の案件としてだけではなく、図解をうまくわかりやすく作れることで自分のコンテンツ発信にも役立ちます。
誰もが身につけておいて損はないスキルです。
図解作成の方法
図解作成はその情報の種類に合わせて基本の型に合わせて作成するのがおすすめです。
示したい情報の関係性や、流れによって、図解の型を変えるイメージ。
いつも1から自分で作るわけではなく、適切な型をうまく使うのが図解作成のコツです。
では、図解の作成手順をご紹介します。
手順①伝える内容を決める
まずはタイトル・スライドメッセージの内容を決定します。
図解ありきではなく、何を伝えたいのかを明確に決めてから取りかかりましょう。
手順②情報をまとめる
図解したい内容を箇条書きにして整理しましょう。
まとめにはロジックツリーを使って、情報の関係性や流れを整理するのがおすすめです。
ここが曖昧では図解がうまくできあがりません。
手順③小見出しを作る
手順②で作った情報のまとまりごとに小見出しを付けましょう。
たとえば同じジャンルのまとまり、メリット・デメリットでの分類など。
小見出しがあると、要素ごとに何が書いてあるのか分かりやすく理解度が上がります。
手順④図解の型を選ぶ
書き出した情報の関係性や時系列を表すために、図解の基本型から伝えたい情報に合う型を選びます。
型を覚える必要はありません。
正しい用途で型を選べるようになることの方が大切です。
では、基本の型を6つご紹介します。
①列挙型
それぞれの要素を並べた型です。
小見出しをきっちり並べてまとめた列挙型は、型に迷ったときや時間のないときに使えるので「万能の列挙型」といわれます。
②背景型
ある1つの要素(結果)の背景に、複数の要素(原因)があるのを表す型です。
原因と結果がある場合はこの型を使うと、それぞれの関係をまとめやすいです。
③拡散型
1つの要素(原因)が複数の要素(結果)にどんどん広がっていくのを表す型です。
ひとつの原因の波及効果を表すので、原因から時間を経て結果が拡散する場合はこの型を使います。
④合流型
拡散型とは逆に、複数の要素(原因)から、ひとつの要素(結果)が生じた関係を表す型です。
背景型と似ていますが「時間の流れの有無」で使い分けましょう。
「同時に」原因と結果が起こる場合は背景型にします。
⑤フロー型
要素が時間に沿って流れていくのを表す型です。
作業・時間が一方向に流れ、集約される形を表します。
プロジェクトや作業・業務のフローでよく使われる型です。
⑥回転型
要素が時間に沿って回転する型で、終わらない前提のものに使われます。
よく使うPDCAサイクルなどは回転型の一番よく見る例です。
手順⑤情報を型に当てはめ図解を作る
手順④で選んだ図解の型に要素をあてはめて図解を作ります。
文字の大きさや色を整えて、見やすい図解にしましょう。
クライアントに合わせた図解作成のポイント
図解を作成できるようになったら、実際に仕事の案件獲得やクライアントワークにも活用できます。
案件の提案、ヒアリング、説明など、資料を作る機会はあらゆる場面であります。
基本図解を使いこなして資料を作れるようになれば、クライアントに正確に情報を伝えられ、さらに相手からの反応もよくなるでしょう。
文章ばかりのサービス説明より、図解を適切に使った資料の方が圧倒的に見やすく、理解もしやすいからです。
さらに図解をクライアントワークとして受注することもあります。
サービス内容を分かりやすく伝える、数値データをまとめるなどどこでも図解作成スキルは役立ちます。
このような場合はクライアントに合わせた図解作成が必要です。
その情報を「誰に」伝えたいのか(ターゲット)。
どんな理由・背景があるのか。
しっかりヒアリングをし、情報を全て集めた上で図解を作りましょう。
また、使う素材やカラーなどもクライアントに合わせる必要があります。
クライアントの世界観を表現しつつ、情報もしっかり伝える図解が理想ですね。
たとえば「オンラインスクール」のリモラボで作るならこんな感じです。
リモラボのターゲットや狙い、イメージカラー、オリジナルキャラクター、ロゴなど。
これらの情報があれば「全体のカラーはオレンジでまとめよう」とか「自由な働き方、人生を楽しむイメージだからイラストも使って明るいイメージにしよう」など、図解の完成形がイメージできますよね。
まとめ
今回は図解で可能性が広がる仕事術についてお伝えしました。
図解は記事や資料に使うだけで、文字だけより内容を把握しやすかったり、情報の関係性を理解しやすい効果があります。
基本的な図解の型は6つですが、いろいろなパターンを経験するうちに応用の型も身についてきます。
図解を作るときは次の3つを押さえておきましょう。
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たくさんの情報のどこを図解するか決める
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要素をまとめて関係性(因果関係、時間の流れ)を把握する
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図解の型を決め、それに合わせて情報を整理する
図解を使いこなせれば、自分の提案資料のレベルもグッと上がり、図解作成自体を仕事にすることも可能です。
まずは日々の自分の発信に図解を取り入れて、図解作成に慣れていきましょう!