これまで4,000人以上の女性をサポートしてきた「リモートワーク実践スクールのリモラボ」。
この度リモラボ代表・こもりんと、オーダースーツ業界で数々の快挙を遂げる株式会社muse代表取締役・勝友美さんとの対談が実現しました。
勝さんはオーダースーツ業界で日本初となるミラノ・コレクション、パリ・コレクションに出展。その代名詞である「ヴィクトリースーツ」は多くの方から愛されています。
2024年3月には書籍「貫く力」を出版。SNS総フォロワー数は86万人超と、そのご活躍は止まりません。
対談は金曜日の夜の開催でしたが、リモラボメンバーの参加者は400人以上。
90分間が一瞬に感じるほどの熱い時間でした。
「頭ではなく心で聞いてください」
勝さんのこの言葉から始まった対談。
これからの人生をより理想に近づけていきたい方は必見です!
人生をかける!と決めたスーツ業界との出会い
こもりん:
勝さんは自身のオーダースーツブランド「Re.muse」を創業されて、今ではミラノ・コレクションやパリ・コレクションにも出展しテーラー業界で快挙を遂げていらっしゃいます。
YouTubeショート動画などで勝さんを知った方も多いのではないでしょうか。
私もリモラボメンバーも今日の対談を本当に楽しみにしていました。
勝さん、今日はよろしくお願いいたします。
勝さん:
よろしくお願いいたします!
ところで、金曜夜のオンラインイベントで400人も集まっていて、しかもほとんど顔出しされてるってすごいですね~!
聞く意識の高さに驚いています。
こもりん:
リモラボでは、セミナーもクライアントワークと同じように顔出しを推奨しているんですよ。
勝さん:
え、すごい!感動してます。
やっぱり顔が見えるっていいですね。
こもりん:
そうですね、オンラインだからこそ顔が見えて反応が分かるのいいですよね。
さて、今日はさっそく勝さんにいろいろお聞きしていきます!
今はオーダースーツ業界でご活躍されていますが、そもそもなぜ「オーダースーツ」だったんでしょうか?
勝さん:
元はアパレル販売員としてトップセールスになって……お給料は安かったもののやりがいは何者にも勝るという経験をしました。
そこから海外経験も経て、次は足りない知識を補うために転職を考えたんです。
その時、あるオーダースーツ業界の求人広告に目が釘付けになって。
当時はスーツは好きじゃなかったのに、そこに入社を決めてました。笑
こもりん:
そうだったんですか!?
その出会いから、多くの方に愛される「ヴィクトリースーツ」が生まれたのは驚きです。
オーダースーツ業界に人生をかけよう!と決めたポイントはありますか?
勝さん:
ある工場で、一心不乱に作業されている熟練の職人さんとお話をしたんです。
その時「このスーツを着る人のことを考えながら毎日ボタンをつけています」という想いに心を動かされ、この職人さんの想いを冷ますことなくお客さまに届けたいと強く感じました。
これが私の人生をかけるものとの出会いです。
今のオーダースーツ業界を人生を投げ打ってでも変えたい。
その強い気持ちが土台となって、28歳で「Re.muse」を立ち上げ、
「100年先まで愛されるブランドにする。これに人生をかける」
と決めました。
今もその決めたゴールから目をそらさず走り続けています。
心は常に100点を。お客さまのことを考え続けた起業時代
こもりん:
「ヴィクトリースーツ」は勝さんの人生をかけて生まれたものだから、これほどまでに多くの人に愛されているんですね。
勝さんの起業にいたるまでの熱い想いすてきです。
実際に起業されてからはいかがでしたか?
勝さん:
当時、女性のフォーマルな服って全体の1割以下の市場で、女性のオーダースーツは需要がないと散々言われましたね。
だからと言って、目新しいサービスや事業はなかなかないし、流行りに乗る企業は多くてすぐ飽和します。
生き残れる人や会社はマーケットを自分で切り開く力がある。私もこの業界でマーケットを切り開こうと決めました。
こもりん:
自分でマーケットを切り開く覚悟、すごいです。
とてもお忙しかったと思うんですが、起業当時はどんな1日を過ごされていましたか?
勝さん:
朝は5時に起き、夜中3時に帰宅するような毎日でした。
お店の時間以外は、朝も夜も交流会に参加して名刺を集め、1週間100人に連絡するノルマにしていました。
だいたい100人の内の3人にお会いできて、2人がスーツを作ってくれて。
人と出会うことができれば、Re.museのヴィクトリースーツが人の役に立てる絶対の自信があったから、もうがむしゃらに動いてましたね。
こもりん:
3人中2人、すごい確率ですね。その時に意識されていたことはありますか?
勝さん :
とにかくお客さまのことを24時間考え続けていました。
顧客カルテの「お客さま一覧」ではなく、AさんはAさん、BさんはBさんとして考える。
お店の電話が鳴って声を聞くだけで誰かわかるレベルで、お客さまのことだけを考えていました。
業績や服作りって、100点を目指しても毎回満点は取れないんですよね。
その中で、自分がどうにかできるのは自分の心。
心だけはいつも100点満点で持ち続ける!
そうすると自分事のように応援してくれる人たちができ、お客さまを連れてきてくれるサイクルが生まれました。
ありがたいことに、半年経たないうちに予約でいっぱいになったんです。
こもりん :
私もビジネスを始めた頃、人とたくさん会う期間がありました。
その時にお客さまのことを考える心が磨かれたと感じています。
今はオンラインの時代で、人と人の距離も心も離れがちですよね。
でも、当時必死で磨いてきた心は今も生きていると思っています。
「全部正解だったんじゃないですか?」どん底を照らした仲間の一言
こもりん:
大阪で2年半、その後は東京の六本木にお店を出したんですよね。
その時のエピソードはありますか?
勝さん:
かなりのコストをかけて東京にお店を出したんですが、オープンしてすぐに大雨で浸水して内装や商品がだめになる、というスタートでした。
お店を閉めて大阪に戻るか。
大阪と東京のお店を自分1人で切り盛りするか。
私は後者を選びました。
夜になるほど賑やかな六本木で、私は瀕死の状態で家まで歩いて帰る毎日でした。
この世で私だけ1人のような気がして…もうどん底。
でも、この時に1人ぼっちのしんどさを知ったからこそ、その後出会えた仲間たちの大切さが身に沁みています。
こもりん:
仲間がいるってすごいことですよね。私も日々感じています。
1人のとき、仲間がいるとき、一番何が違うと思われますか?
勝さん:
傷のつき方と癒え方が違いますね!
傷ついても、1人で立ち上がることはできます。
もう立ち上がれへんと思ってからが勝負だと思ってるので。
でも仲間がいたら、傷が癒えるスピードが早いです!
私はある1年本当に失敗ばかりだったんです。
「全部間違ってた」と言う私に、間髪入れず
「全部正解だったんじゃないですか」
って仲間が言ってくれたんです。
一緒に苦しい思いをしていたのにですよ。
仲間の存在の大きさを感じました。
こもりん:
本当に失敗は全部意味のあることだったりしますよね。
でも、これを自分で思っているのと、誰かに言ってもらうのとでは違いますよね。
勝さんへのQ&A
勝さんの自分の強みの活かし方とは?
こもりん:
リモラボメンバーの中でも自分の強みがない、何もスキルがないと考えている方がいるんですが、勝さんはどのように自分の強みを見つけてこられたのですか?
勝さん:
まずは、自分の好き嫌いに敏感になること。
私は販売する側に立つと、すぐに売ることができるんですよ。
それが楽しくて人よりも早くできる、これは私の強みだなって思います。
でも、強みだけでは成功しないんですよね。
生きている上で強みは変わらないけど、人生観は変化します。
その時の「人生観」「強み」「理想」をしっかり認識した上で、
「この生き方が自分らしい」
「これが自分にフィットしている」
など選択していくイメージです。
それぞれ人によってベストアンサーは異なりますから、しっかり自分で見極めたいですよね。
こもりん:
すごく共感します。
私もリモラボメンバーの皆さんに「私を目指すのではなく、ご自身の理想を目指してくださいね」とお伝えしています。
自分の強みを理解した上で、人生のスタイルに合った活かし方が大切ですね。
落ち込んだ時の対処方法は?
こもりん:
勝さんは、落ち込んだ時やうまくいかない時の自分との向き合い方はありますか?
勝さん:
ここを乗り越えたら1つ成長できるチャンスや!って考えています。
うまくいかない時はとことん向き合いますね。越えないといつまでたっても解決しませんから。
こもりん:
確かに。
向き合わなかったら、同じような課題が今度は違った形で人生の中に登場しそうです。
勝さん:
そうなんです。
人生は捉え方が全てだなって思っていて。
出来事には大差ありませんが捉え方で差は生まれます。
考える必要はあっても、思い悩む必要はないんです。
乗り越えた先をイメージしてしっかり向き合うことが大切だなって思います。
こもりん:
勝さんはもうすべてを楽しんでいる感じですね。
この捉え方ができれば、どんな壁があっても乗り越えていけそうですね!
お客さまへの関わり方の信念
こもりん:
リモラボメンバーはクライアントワークの機会が多いのですが、勝さんがお客さまと接する時に気を付けていることはありますか?
勝さん:
これはギブしかないです!ギブアンドギブです。
YouTubeチャンネルを始める時、自分にしか伝えられないこと、かつ役に立つことを考え、「夢を持って生きることの素晴らしさ」を発信しようと思いました。
するとターゲットは20代なんですよね。
でも、当時のお客さまは30代後半から50代。
事業に全く貢献度がないかもしれないけど、20代をターゲットにしたんです。
結果、今ではお店の顧客層が変化し若い方たちもスーツを作りに来てくれるようになりました!
最初にやることは価値を出すこと。これ、鉄則です!
価値を出しさえすればいいわけではないですが、価値を提供できずにうまくはいきません。
こもりん:
そうですよね。
私もSNS発信で有益な情報を提供したり、無料相談を通してギブすることから始まったなと感じます。
勝さん:
私はお客さまに「来た時よりもいい状態」で帰ってもらいたくて。
そこにはスーツを売ろうって思いはなかったですね。
とにかくお客さまの話を聞いてギブして笑顔で帰っていただく。
来る前よりもいい状態になったお客さまは必ずまた来てくれますし、口コミもしてくれます。
無料相談をそんな時間にすると差別化できますね。
こもりん:
世の中には商品を売りたい人で溢れていますから、勝さんがおっしゃるような人がいたら印象に残りますね。
まずは圧倒的なギブ。すごく納得です。
勝さんからのリモラボの印象
こもりん:
もう90分あっという間でした。質問し足りなかったです。
勝さん:
こちらこそ楽しかったです。
リモラボは皆さんすごいですね。これだけ意欲的に参加されてて反応が見れるセミナーってなかなかないですよ。
こもりん:
そうですね。お客さまと接するお仕事をしている方が多いので、セミナーもその一環と考えてます。
勝さん:
すごいです!日頃からその意識を持つのはほんとに大切だと思います。
400人以上の人が顔を合わせて集まる。
ここにいる人たちはリモラボで自分の未来が好転したわけですもんね。
こもりんさんがどれだけの想いを持って、この学ぶ環境を用意しているかが伝わってきます。
皆さんリモラボに会えて良かったですねってすごく思いました。
こもりん:
お褒めの言葉嬉しいです。
これからもリモラボメンバーや働き方に悩んでいる皆さんのために、役立つことをギブしていきます!
勝さん、本日は本当にありがとうございました。
勝さん:
ありがとうございました!
勝友美さんの最新情報まとめ
勝友美さんのSNS
勝友美さんの著書
- 営業は「バカ正直」になればすべてうまくいく
- 人は自分に嘘をつく
- 貫く力
Re.muse公式メディア・SNS
リモラボメンバーからの反応
最後に、特別対談に参加したリモラボメンバーからのアウトプットを一部ご紹介します。
どの投稿も勝さんの熱い想いが伝わる内容です。
◆カワノユウキさん
【豪華対談!未来を掴む『貫く力』】@komorin_work さんと@katsu_tomomi さんの対談の一部を描かせていただきました✍✨
— カワノユウキ|イラスト×図解 (@y__Kawano) May 27, 2024
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