これまで4,000人以上の女性のサポートをしてきた「リモートワーク実践スクールのリモラボ」。

この度、リモラボ代表・こもりんと、株式会社iiba代表の逢澤さんとの対談が実現しました。

 

逢澤さんは、二児の母でありながら子育て中の人のサポートをする「iiba」というサービスで起業。

 

今回の対談では、子育てと仕事の両立術についてお話を聞いていきます。

子育て中の方はもちろん、今子育てをしていない人もプライベートと仕事の両立の参考にできるポイントが盛りだくさん。

 

ワークライフバランスをもっと欲張っていきたい方は必見の内容です!

 

株式会社iibaとはどんな会社?

こもりん:

本日は株式会社iiba代表取締役CEOの逢澤さんにお越しいただきました。

 

逢澤さんは、二児の母でありながら、お子さんが1歳と3歳のときに起業されたということで、

 

子育てと仕事の両立術をテーマに伺っていきたいと思います。

 

本日はよろしくお願いいたします!

 

逢澤さんのプロフィール

 

逢澤さん:

よろしくお願いします!

 

こもりん:

それでは、まず株式会社iibaについて教えてください。

 

逢澤さん:

iibaは子連れに向いた場所がすぐにわかるマップアプリの「iiba」を運営する会社です。

 

いつでも、誰でも、どこにいても、子育てしやすい社会を目指し、

新しい子育てインフラを構築することをミッションに掲げています。

 

イメージは子育て版食べログのようなサービスですね。

 

口コミって悪い部分にどうしても目が行ってしまいがちですが、

子育てに優しい良いところに注目できるように「iiba」という名前にしています。

 

子育てをもっと楽しく便利にして、親の負担を減らし、家族の笑顔を増やすためのサービスです。

 

マップアプリ「iiba」の説明

 

こもりん:

Google mapには載っていない子どもが嬉しくなる電車情報や、ママに嬉しいエレベーターの情報など細かく記載されていて助かりますね!

 

逢澤さん:

これからもどんどん情報量を増やしていき、便利にしていきたいです!

 

子どもが2人いる中での起業のきっかけ

こもりんからの質問「お子さんが2人いる中で、どのように起業し、仕事してきたのでしょうか?」

 逢澤さん:

そうですね、わりと「勢い」で起業に至っていますね。

 

もともとは起業する気持ちはなく、自分が欲しいサービスを作ろうと手を動かす中で、ユーザーさんに話を聞いたところ、

そのサービスがあったら嬉しいという言葉をいただいたので、背中を押されて起業しました。

 

もっと現実的な話でいうと、東京都のビジネスコンテストに応募し、

ファイナリストに選ばれたことも起業への勢いが増したタイミングでもありました。

 

こもりん:

ビジネスコンテストがきっかけでどんどん前に進んでいったんですね!

 

子育てとキャリアの両立ポイントは夫を家族の共同創業者にすること

こもりんからの質問「子育てとキャリアを両立するための工夫があれば教えてください」

 逢澤さん:

最も効果が大きかったのは、夫を家事や育児に巻き込んでいくことです。

 

起業当時、子どもたちは1歳と3歳で、私は3年間ほぼワンオペで過ごしていました。

 

今後は私もフルタイムで働いていてキャリアを積みたい。でも、今のままでは難しいことを夫に伝え話し合いをすることに。

 

男性にはデータを提示すると話し合いがスムーズになるので、女性の愛情曲線の表も見せました。

 

パパの育児と愛情曲線!?|東京ウィメンズプラザ|みらい手帳

 

今、家事や育児を一緒にすることが将来家族が仲良く幸せに暮らすために必要だと伝えると理解を示してくれました。

 

約1年かけて家事と育児のOJTをし、私が出張に行っても大丈夫なくらい夫の家事と育児スキルが上がったんです!

 

それまでは家庭を築いていくうえで、夫が部下の状態でしたが、今は共に家族を経営していく「共同創業者」になることができました。

 

こもりん:

夫を家族の共同創業者にするイメージはわかりやすいですね!

 

逢澤さん:

最初は「あれもこれもやってほしい」とお願いする気持ちばかりが先行していたのですが、

もし夫が部下だったら違う伝え方をしていたと反省し、小さなことでも夫を褒めるなど工夫してきました。

 

こもりん:

言い方1つでも変わりそうです!

 

お話を聞いていると、子育ても家族の中の1つの事業のようですね。

 

3人に1人が産後鬱!?他人事ではない「子育て」のしんどさ

こもりんからの質問「産後鬱についてお聞かせください」

 逢澤さん:

今、実は3人に1人の方が産後鬱を経験されていて、産後の死因で最も多いのは自殺と言われているんです。

 

私自身、産後を振り返ってみて、アウトドア派だったのに数ヶ月間一切外出できなくなり、一時期は本当に危ない状況で苦しかったことがあります。

 

子育ての孤立化が日本の社会問題でもあるように、多くの妊婦さんや子育て世帯を苦しめているのは孤独

 

実際、友人やユーザーさんから、近所のコンビニで少し大人と話すだけで久しぶりに社会に触れた感覚があるという話も耳にしてきました。

 

「iiba」を通して、子育て世帯に優しい場所やお店、子どもを歓迎してくれるところと子育て世帯を結びつけることで、

家族の笑顔が増やせればいいなと考えています。

 

こもりん:

私も保育士をしていたので、0歳児クラスのお母さんの中にかなり疲弊した方がいたことを覚えています。

 

保育園に預けたことで、少しずつ明るさを取り戻していく様子から、孤独な子育てのしんどさを感じました。

 

外に出ることが難しい場合の解決方法はありますか?

 

逢澤さん:

人と話すことですね。

 

女性は男性よりたくさん話さないとストレスが溜まっていくと聞いたことがあります。

 

家で赤ちゃんに向かって話しかけても、会話が盛り上がることもないので、

家族が忙しくて話す機会が少ないなら、コミュニティで発散することも大事だと思います。

 

こもりん:

リモラボでは産後すぐに仕事に復帰される方がいますが、コミュニケーションが取れることがいいと言ってましたね!

 

孤育てから脱却するお出かけの有効性とiibaの活用法

こもりん:

孤育て(孤独な子育て)には、外に出て行くことが重要というお話でしたが、

現在iibaさんのアプリはどのくらいの場所が登録されていますか?

こもりんからの質問「孤育てに対するお出かけの有効性や重要性について」

 逢澤さん:

全国に15,000箇所くらいですね。

 

子どもの遊び場を紹介している、ママインフルエンサーさんが発信している場所はほとんど網羅されていると思います!

 

さまざまな地域の有名なところや楽しいところが、ママさんたちの口コミとともに掲載されているんです。

 

公園や遊び場だけでなく、電車や新幹線がよく見える場所やどんぐりが拾える場所などの地図には載っていないけど、

子どもが大好きで夢中になる場所の情報もどんどん増やしていきたいと考えています!

 

こもりん:

そんなに登録されているんですね!

 

リモラボメンバーは全国各地にいるので、きっと参考になります!

 

それでは、iibaアプリの詳しい活用方法や活用例を教えてください。

 

逢澤さん:

近所にどんなスポットが登録されているか確認して、その場に行ってみる方法も楽しいと思いますが、

 

旅行先など地元ではない場所でアプリを開いても楽しさや便利さを感じてもらえると思います!

 

たとえば、知らない地域に行ったとき、現地のママの口コミがあるだけで行きやすくなりますよね。

 

もし、たまたま入ったお店などで子ども用の椅子の用意があって、店員さんも優しかったなどがあればどんどんスポット登録してもらいたいです!

 

こもりん:

ママの口コミが見つかりますし、気になるスポットを登録することもできますし、iibaのアプリで孤独な子育ての悩みが小さくなりそうですね!

 

逢澤さんへのQ&A

こもりん:

リモラボメンバーから逢澤さんへたくさんの質問をいただいておりますので、時間が許す限りお聞きしたいと思います。

 

子育てと仕事の両立で譲れないもの、妥協しないものはありましたか?

リモメンからの質問「子育てと仕事の両立で譲れないもの、妥協しないものはありましたか?」

 逢澤さん:

週末に子どもたちと遊ぶことは譲れないですね。

 

出張などで忙しくて2週間連続で子どもたちと遊べないと、自分のメンタルにも響いてきます。

 

土日の子どもたちが起きている時間帯は、妥協することなく思い切り一緒に遊び、お出かけしています!

 

私は胸を張れるような子育てをしているわけではなくて、まだ小さいのに子どもたちが協力してくれるからこそ、仕事ができていると思っているんです。

 

子どもたちには遊んでもらっている、学ばせてもらっていると感じていますね。

 

こもりん:

素敵ですね。確かにお子さんと過ごせる時間は限りがありますからね。

 

お仕事をする中で何を大事にされていますか?

リモメンからの質問「お仕事をする中で何を大事にされていますか?」

逢澤さん:

「すぐやる!後回しにしない!」と「義見てせざるは勇なきなり」という言葉を大事にしています。

 

「義見てせざるは勇なきなり」は、孔子の言葉で、大事なことがわかっているのにやらないのは勇気がないからという意味なんですね。

 

目の前のユーザーさんを幸せにするためには、やらないよりやった方がいいですよね。

 

やらない方が楽ですが、私はやらないで後悔したことが多いので、やって後悔するようにしています。

 

「すぐやる」ことと「迷ったらやる」こと。この2点はずっと大事にしています。

 

こもりん:

確かにそうですよね。やらないと後々自分に返ってきますもんね。

 

逢澤さんの仕事と子育ての時間術とは?

リモメンからの質問「多忙な中での仕事と私生活の時間管理術を教えてください!」

逢澤さん:

9時~18時までは子どもたちを保育園に預けて働いて、帰ってきてから9時半までの3時間で全力で子どもと関わっています!

 

夕飯を作って食べさせて、お風呂に入れて、寝かしつけて。座る暇もないくらいで21時半に寝かせられたら万々歳。

 

ワンオペの時間帯はスケジュールに入れておいて、会社にも連絡が取りにくい時間帯であることを伝えています。

 

これを伝えられるか伝えられないかは一緒に働く人や会社にもよりますが、私の会社では子育てもストレートに主張できるのが当たり前になるように常に思っています。

 

こもりん:

すごくいい文化だと思いました。

 

リモラボメンバーはフリーランスで仕事をされている方も多いのですが、子育てと仕事を調整していくためにあらかじめ家の予定をいれておくとよさそうですね!

 

やらかした失敗はありましたか?どのように克服しましたか?

リモメンからの質問「これまでの人生でやらかしたと思う失敗はありましたか?どのように克服しましたか?」

逢澤さん:

東京都のビジネスコンテストに出たときに緊張してブルブル震えて、翌日筋肉痛になったことがありました。

 

すごく緊張するタイプですし、プレゼンも上手なタイプではありません。

 

もう練習するしかなくて、自分のプレゼンを録音したものを電車の中で聞いたり、お風呂の中でブツブツ言ったりして、頭が真っ白でも言える状態を作りました。

 

この期間は長かったです。練習量でどうにかしたかんじですね。

 

こもりん:

確かに、練習量は自信にもなりますよね!

 

キャリアを積むときに怖い、不安と思ったことは何でしたか?どのように克服しましたか?

リモメンからの質問「キャリアを積み上げる段階でこわい、不安と思うことは何でしたか?」

 こもりん:

キャリアを積み上げる段階でこわい、不安と思うことは何でしたか?

 

逢澤さん:

「1日中子どもと一緒にいたい自分」と「仕事をしてキャリアを積んで評価されたい、社会とつながりたい自分」のバランスをどう取っていくかが最大の不安ですね。

 

克服できているかはわかりませんが、私は「パパやママが笑顔でいること」は子どもの幸せにもつながっていると信じています。

 

私には娘もいるのですが、私の背中で、女性も働くことや女性も自分の好きなことをやっていいことを語れるようになりたいと思っています。

 

こもりん:

ママさんは、自分のやりたいことと子どもに対してやってあげたいことを、どう線引きすればいいか悩むことがあると思います。

 

そのときに、逢澤さんのような「親が笑っていられることを選ぶ」という解決策がいいなと思いました。

 

子どもの今も今しかありませんが、大人の今も今しかありませんから。

 

逢澤さん、今日はありがとうございました。

 

逢澤さん:

ありがとうございました。

 

株式会社iibaの情報まとめ

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