Web、広告、SNSなど、今や各所でデザインが求められるようになり、それにともないデザイナーの需要が急増しています。
そして実際デザイナーに興味を持つ人も増えています。
しかし、このような疑問はありませんか?
・デザイナーに興味はあるけど、実際にどんなことをするんだろう
・仕事として活躍するには、どんなスキルを身につけたらいいんだろう
今回はこのような疑問に答え、デザイナーの仕事内容や求められるデザイナー像についてまとめました。
そもそもデザインとは?
デザインとは文字だけでは伝えられない情報を視覚的に補足するもの。デザインはあくまで情報を伝える「手段」ですが欠かせない要素です。
なぜならデザインの良し悪しは企業のイメージ、また利益にも直結するからです。企業のブランディング、コンセプト、ターゲットを理解したデザインが求められています。
デザイナーとして求められる人材
流行のデザインを把握している
たとえば現在でいうと、2D・3Dの組み合わせデザインが好まれる傾向にあります。以前は画像が主流だったインスタでも、現在では画像と動画(アニメーションや画面収録)の組み合わせが主に使われています。
文字のみでは長くなりすぎる情報も、画像や動画なら視覚的に伝えやすいですよね。
時代と共にデザインは変化するので、流行を取り入れられるデザイナーは重宝されます。
企業の求めていることを理解している
デザインの制作のみをおこなう「ゴースト型」のデザイナーは数多く存在します。
しかし企業が求めるのはデザインを通した事業成長です。
デザインを作る、だけではなく事業の成果につながる導線まで考えて仕事ができるデザイナーが求められます。
マーケティングの知識がある
周りと差をつけて選ばれるデザイナーになるためには、マーケティングの知識が必須です。
集客の流れやクライアントの行動心理を知ると、おのずとクリエイティブの構成や強調すべきポイントなどが見えてきます。
成果が出ているデザインはどんどん参考にしましょう。
企業ごとのコンセプトやゴールまでの導線を正しく理解して初めて売上につながるデザインができます。
単なる「デザイン」にならないよう、それを裏付けるマーケティングの知識が必要です。
ライティングの知識を養う
デザイナーにもライティングの知識は必要です。
クリエイティブに文字要素を入れることはたくさんあるので、キャッチコピーや、誰が見てもわかりやすい文章を書けるとよいです。
マーケティングの知識や消費者心理を合わせたライティングができると、大きな強みになります。
売上をアップできる
クライアントの課題を解決できるデザイナーは依頼が増える一方、そうではないデザイナーはただの作業者です。
作業としてのデザインではなかなか成果につながらず、クライアントからの依頼の継続にはならないでしょう。
逆に事業成長に貢献するデザインができれば、依頼の止まらないデザイナーになれるはずです。
デザイナーの仕事内容
ではここでデザイナーを目指す上で知っておきたい、主な仕事内容をご紹介します。
Webデザイナー
サイト制作を中心に仕事内容は幅広いです。
色使いや、ターゲットに響く言葉なども考えながら、クライアントの事業成長につながるデザインを作成します。
【必要なスキル】マーケティング、ライティング
HP・LP制作
CVR(コンバージョン率)の高いサイト構築を目指します。
CVRとは、サイトを訪れたユーザーがサイト内で目的行動(購入、広告クリックなど)をしたか測る指標です。
サイトのデータ分析や改善のほか、クライアント提供の文章を添削する力が必要なるケースもあります。
【必要なスキル】マーケティング、ライティング
資料作成
誰がみても理解できる図解など、文章だけではわかりにくい内容を視覚的に伝えることが求められます。デザイン力のほかに要点を抑えた文章力が問われます。
【必要なスキル】ライティング
広告バナー制作
次のアクションにつながるデザインや心をつかむキャッチコピー作成が必要です。「ついクリックしてしまう」バナーにするには、デザインとマーケティングの両方の観点が求められます。
特にSNS広告の場合は、アカウントの雰囲気になじむデザインがポイントです。
【必要なスキル】マーケティング、ライティング
SNSデザイナー(近年急増)
マーケティング市場の中で注目が集まるSNSは、デザイナー需要が急激に増えています。
インスタなどSNS投稿やLINEのリッチメニュー、アイコン作成、ハイライトのカバー、ツイッターのヘッダー、サンクスページなど求められる場所はたくさんあります。
短い文章で要点を伝えられるか、アクションを促すデザインがが求められます。
【必要なスキル】マーケティング、ライティング
ロゴデザイン
企業、サービス、店舗のロゴは印象に残る、オリジナリティのあるデザインが必要です。その事業自体を表す大切な要素なので、ブランディングやコンセプト、ターゲットを理解することが大切です。
【必要なスキル】マーケティング
ディレクターまでの段階
ディレクターはデザイン制作に関わるすべてをまとめる監督のような役割です。
未経験からディレクターになるのは難しいので、実践と経験を積み重ねて目指しましょう。
そのためにはデザイナーとして自分の引き出しを増やすことが大切。常に「なんとなく」ではなく意図を持ってデザイン制作をしましょう。
いいなと思うデザインや効果の出ているデザインのよい「要素」を取り入れることで、どんどん自分の引き出しが増えていきます。
また、デザインがユーザーにどんな心理行動を促すか、集客の流れを理解したマーケティング力を磨くことも必要です。
ひと言でデザイナーと言っても仕事の内容は幅広いです。
経験を積むことでひとつひとつできることを増やし、チームを統括したり舵取りのできるディレクターを目指していくことをおすすめします。
まとめ
クライアントに求め続けられるデザイナーになるには
売上や利益につなげられる
デザインはブランディングの大切な一部なので、分析・言語化を繰り返し行い、売上げや利益につなげるデザインを意識しましょう。
成果を考えたデザインが制作できる
「ゴースト型」の作業者ではなく、ユーザーに行動を促せるデザイン作成を意識しましょう。
ライティング、マーケティング力が高い
心を動かす文章が書ける、集客の流れやユーザーの行動心理を理解できる人は即戦力として重宝されます。ライティング、マーケティング力は身につけておいて損はありません。。
今回はデザイナーの仕事内容と、人気デザイナーやディレクターになるまでの道のりをお伝えしました。
これからデザイナーを目指すなら、クライアントに求められるデザイナーになれるよう今回の記事を参考に動き出してみてくださいね!
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