在宅ワーク、リモートワークが急激に普及している中、Instagram(以下インスタ)運用を仕事にしている人が増えてきました。

 

それに伴い「クライアントのアカウントが思うように伸びない」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

 

アカウントが伸びない理由は「ヒアリング力」が足りていないからかも?

 

そこで今回は、インスタ運用でクライアントの成果を出したい人に向けたヒアリング方法をご紹介します。

 

ヒアリング力を高めると、クライアントに合わせた運用で結果につなげられます。

「ヒアリング得意です!」と言えるインスタ運用のプロになりましょう。

SNSロードマッププレゼント

リモラボ公式LINE

 

インスタ運用は丁寧なヒアリングが大切

インスタ運用の仕事では、まずヒアリングで「クライアントの真の課題」を見つけ、解決策を提示することが大切です。

 

なぜなら、クライアントは仕事の本当の課題を把握できていないことが多いからです。

正しく課題を把握していないと、目標設定も間違えてしまうことがあります。

 

課題解決を急ぐなら、まずは商品やサービスの強み、狙うターゲット、現時点での悩みなどをじっくりとヒアリングで把握するのが先決です。

焦っていきなり行動に移しても、それが課題の根本的な解決ではなかったらどうでしょう?

時間やコストも無駄にしてしまうかもしれません。

 

クライアントとしっかり向き合い真の課題を引き出す。それがアカウントを伸ばす最初のステップです。

 

インスタ運用のヒアリング方法3ステップ

インスタ運用のヒアリング方法3ステップ

それでは、具体的なヒアリング方法を次の3ステップでご紹介します。

 

  1. 事業の全体像を把握する

  2. 現状を把握する

  3. 認識をすり合わせる

 

【ステップ1】事業の全体像を把握する

どのような事業内容か

クライアントの事業内容を知ることはクライアントワークの基本。

たとえあなたがクライアントの事業分野に詳しかったとしても、クライアントはその道のプロ。先入観は捨てて真摯にヒアリングしましょう。

 

誰に対してどんな価値を提供しているのか

次に「どのようなターゲットになにを提供しているか」を明確にします。

ターゲットがあいまいな場合は、「今いるお客様の特徴は?」「特に狙いたいお客様は?」などの質問からターゲット像が見えてきます。

 

また、ターゲット側から見た商品・サービスの魅力のリサーチも必要です。

 

最終的なゴールはなにか

インスタを通して達成したい最終ゴールを確認します。

「売上をあげたい」「広告費を削減したい」「新規顧客を増やしたい」「リピーターを増やしたい」など、クライアントによってゴールは異なります。

 

このゴールに向かって運用していくので、ゴール設定を間違うと全てがズレてしまいますよね。

最初の段階でクライアントと綿密なすり合わせをしておきましょう。

 

【ステップ2】現状を把握する

どのようなSNS・媒体を運用しているのか?

インスタのほかにもTwitterやYouTube、ホームページなど、クライアントは複数の媒体を運用していることがあります。

インスタ運用が仕事だとしても、それぞれの媒体を把握してうまく連携すれば、売上の導線ができることもあります。

 

広い目線でクライアントのゴール達成を考えられるようになりましょう。

 

現時点の成果は?

今の時点で取り組んでいる運用やその成果を確認します。

これでゴールと現在地がわかり、これからの改善点が見えてきますよね。

 

成果はインサイトなど具体的な数字がわかるもので把握しましょう。

 

どこに課題を感じているか?

次にクライアントが現状のどこに課題を感じているかを引き出しましょう。

「毎日投稿したいが忙しくてできていない」「チーム運用がうまくできない」など、課題はさまざまです。

具体的に解決策が提案できるレベルまで、情報をしっかり深掘りします。

 

本当の課題は別にある可能性もあり得るので、フラットな目線でヒアリングしましょう。

 

【ステップ3】認識をすり合わせる

ゴールと課題に双方の認識ズレはないか?

最後に、最終ゴールと課題にお互いの認識ズレががないかをしっかり確認します。

間違った認識のまま話し合いが進んでいる可能性もあるので、動き出す前に最終確認をしておきましょう。

 

予算や労力はどれくらいで見積もっているか?

ではいよいよ動き始める前に、クライアントがインスタ運用にどの程度の予算と労力を考えているかも確認しておきましょう。

 

「全部お任せしたい」「運用は自分でするがアドバイスがほしい」など、一口にインスタ運用といっても関わるスタンスはさまざまです。

関わる範囲が分かれば今後のプランニングもしやすくなります。

 

課題に対するヒアリングの具体例5選

課題に対するヒアリングの具体例5選

インスタ運用でよくある課題を、ヒアリングの具体例を交えて5つ紹介します。

 

1. フォロワー数が増えない

毎日発信しているのになかなかフォロワー数が増えない場合、以下のような問いかけをしてみましょう。

 

  • ターゲット設定は間違っていないか?
  • フォローしたくなるような投稿を理解しているか?
  • 表現したい世界観は明確か?

 

フォロワー数が全く増えないときは一方的な発信で、ターゲットに届いていないことが多いです。

まずは「ターゲット目線」に気をつけつつ、投稿内容や世界観を見直しましょう。

インサイトデータから反応のよい投稿・悪い投稿の傾向を探るのもよいですね。

 

2. お問い合わせがない

お問い合わせがないときは、まず以下の点を確認しましょう。

 

  • そもそも投稿は見られているのか?
  • お問い合わせへの誘導はスムーズか?
  • お問い合わせから商品購入につなげられる準備はしてあるか?

 

このように、問い合わせがない背景にはさまざまな段階があります。

そもそも見られていないならリーチを増やす施策、導線が複雑なら導線を整えるなど。

原因がどの段階にあるかしっかりヒアリングで聞き出しましょう。

 

3. 運用する時間がない

時間がなかなか捻出できないときは、以下を確認しましょう。

 

  • インスタはそもそも必要か?
  • インスタ運用の優先順位をあげる努力をしているか?
  • どこに時間がかかっているのか?

 

インスタはクライアントの事業のほんの一部です。

本当にインスタ運用を優先すべきなのかを考え、必要と結論が出たのであればそれから時間の作り方を考えましょう。

 

4. 投稿する画像がうまく作れない

画像作りで苦戦しているクライアントにはこのような問いかけが有効です。

 

  • 画像作成ツールの使い方がわからないのか?
  • 完成図のイメージがつかないのか?
  • 人手が足りていないのか?

 

テクニックの問題なのか、そもそも完成形がイメージできないのかで解決策はまったく違ってきますよね。

 

5. ネタが思いつかない

最後は「どのようなネタで発信すればいいかわからない」といった悩みのヒアリングです。

 

  • 投稿のテーマは定まっているか?
  • ターゲット設定は明確か?
  • 投稿を見る人へのメッセージは明確か?

 

ネタは発信の軸が定まってこそ生まれてくるものです。

このような時は軸を見直したり、リサーチの仕方をアドバイスする必要があるでしょう。

 

ヒアリング力をさらに上げていこう

ヒアリング力をさらに上げていこう

ヒアリングはある程度自分の中に引き出しがないとうまくできません。

引き出しを増やし、さらにヒアリング力を上げる方法を最後にご紹介します。

 

◆リモラボ(オンラインスクール)を活用する

  • 学習動画から学ぶ
  • ZOOMのセミナーや企画で質問する
  • 他のメンバーの発信を見る

 

リモラボ以外のオンラインスクールでも教材はもちろん、質問の場所があるはずです。

自分に合ったスクールで、最大限環境を利用してヒアリング力を上げましょう。

 

◆クライアントワークの実践を活かす

  • ヒアリングを記録する
  • 振り返りの時間をもつ

 

クライアントワークもしっかり振り返り、自分の引き出しにしたいですね。

面談や商談ごとに振り返り、課題、改善点を確認しておけば成長速度も違います。

 

経験から得た引き出しの数はあなたの自信につながるのでコツコツ積み上げていきましょう!

 

まとめ

今回は、インスタ運用でクライアントの成果を出したい人に向けた「ヒアリング方法」をご紹介しました。

 

インスタの運用で成果を出すためには、まずは正しい課題とゴールをクライアントとの共通認識として持つことが大切です。

そこから現状把握と課題解決を繰り返すことで、クライアントのゴールに近づけます。

この道のりを二人三脚で進むにはヒアリング力が欠かせません。

 

あなたもぜひ自分のヒアリング力を見直して、相手の本当の問題点を引き出し、ゴールに導けるインスタ運用のプロになってくださいね。