インスタグラム(以下インスタ)は“インスタ映え”などの流行語が生まれた写真や動画メインのSNS。
文章が苦手な人でもビジュアル重視で見やすいので今ではユーザーが増え続けています。
また、集客目的の活用もできるので、個人だけでなく企業・メーカーもマーケティングの一環として注目しています。
もしあなたがインスタで仕事獲得をしたいのなら、他のSNSの特徴も知っておく必要があるでしょう。
今回は、目まぐるしく変化するSNSとマーケティングの最新情報をご紹介します。
知っておきたいSNSの種類と特徴
マーケティングと一口に言ってもSNSにはそれぞれの活かし方があります。
しっかりとクライアントの目標をヒアリングして、目標達成につながるSNSを選びましょう。
そのために必要な、主要な8つのSNSの特徴、ユーザー層、活用法をまとめました。
主要SNSの特徴
世間で広く使われ、マーケティングに関係するSNSには、インスタ、YouTube、Facebook、TikTok、ブログ、Twitter、LINE、DM営業などがあります。
これらのSNSはマーケティングの観点から、大きく2つに分けられます。
まずインスタ、YouTube、TikTok、Twitter、ブログは、発信を通して商品・サービスの認知度を高める効果があります。
それに対してFacebook、LINE、DM営業は、お客様になり得る方にこちらから有益情報を提供したり働きかけをする施策です。
では、それぞれのSNSの特徴やマーケティングへの活用方法を見てみましょう。
①Instagram(インスタ)
ユーザー
- ビジュアルから情報を得たい人向け
- 10〜30代がメイン
特徴
- 写真や動画が中心で視覚的に届く
- ライブ配信が気軽にできる
- 機能が充実している
- ビジネス系機能もありインスタ内で集客→販売が完結する
- 攻めのマーケテイングができる
活用
- 画像や動画で自社製品・サービスをブランディングする
- ハッシュタグやリールによる拡散を狙う
- 投稿機能を使い分け購買意欲を刺激する
②YouTube
ユーザー
- コンテンツとしてしっかり視聴したい人向け
- ユーザー層は幅広い
特徴
- 短〜長時間の動画配信ができる
- ライブ配信でリアルタイムでの交流ができる
- 集客ツールとしても優れている
- 投稿した動画が資産になる
活用
- 検索キーワードに合わせた客層に届く
- PR依頼などで、よりリアルな感想やイメージを伝えられる
- 話題性を集めることができる
- 成功すると大きな成果が見込める
③Facebook
ユーザー
- ビジネス利用のユーザーが多い
- Instagramより年齢層が高い(30代〜)
特徴
- 実名登録で信頼性が高い
- ビジネスに関心の高いユーザーが多い
- 自身やビジネスの細かい情報を設定・公開できる
- 検索エンジン対策(SEO)に強い
活用
- 企業間の商材やサービスの広告媒体となる(BtoB)
- 集客の精度が高い
④TikTok
ユーザー
- トレンドに敏感な人や若いユーザーが多い
- 10〜20代がメイン
特徴
- 短くリズム感のよい動画が特徴的で拡散力が高い
- レコメンド機能で認知されやすい
- 動画中心の広告出稿ができる
活用
- 若い年代に向けたビジネスに向いている
- トレンドの音楽やダンスを組み合わせ、商品をキャッチーに伝える
- ユーザー参加のキャンペーンで拡散を狙える
- 会社のブランドイメージを広げる戦略に使用する
⑤ブログ
ユーザー
- 情報をじっくりと読みたい人向け
特徴
- 過去の記事も資産になる
- 検索エンジンで検索されやすい
- 投稿の文字数などに制限がない
- ユーザーとの交流よりも自社サービスの発信向け
活用
- 商品・サービスの魅力を詳しく伝える(他SNSの補足など)
- 記事を積み上げ見込み客を増やす
⑥Twitter
ユーザー
- とにかく最新情報が欲しい人
- 10〜50代と幅広い
特徴
- 140文字のテキスト投稿ができる
- 特に拡散力が高い
- SNSの中でも最新情報を入手しやすい
- リツイート機能で情報の拡散を狙える
活用
- サービスの魅力を拡散し売り上げを伸ばす
- 発信を継続し見込み客を増やす
- リツイート機能を使った企画で、拡散・フォロワーを増やす
⑦LINE
ユーザー
- 連絡手段として使う
- 定期的に情報を得たい(公式LINE)
特徴
- 日本国内で利用者が多い
- 自動チャットツールがある(公式LINE)
- 1対1で直接発信できる
- ショップカードやクーポンの配信ができる
- 開封率は約60%と非常に高い
活用
- 別の媒体から誘導し顧客リストを獲得する
- ステップメールを活用した顧客育成をする
- リピーターの強化をする
- Lステップでターゲットを細かく指定できる
⑧DM(ダイレクトメッセージ)
ユーザー
- 1対1でターゲットに直接営業したい人向け
特徴
- 各種サービス(インスタ、Twitterなど)のDMを活用する
- 直接アプローチができる
- 確実に情報や価値を届けられる
活用
- ターゲットのアカウントに直接アプローチをかける
- 個別にカスタマイズしたサービスを提案する
クライアントのUSPに合ったサービスを選ぶ
USPとは他社と差別化できる「自社の商品やサービスの持つ強み」のことです。
お客様を獲得するには、自分の会社ならではの強みをわかりやすくアピールすることが大切です。
そうすると、お客様もそのサービスだからこそ得られるメリットやベネフィットが理解しやすく、商品の購入を迷わなくなります。
商品・サービスのUSPに合わせた発信手段を選ぶ
たとえば山奥の古民家カフェなら、景色の映える美しい写真が撮れますよね。
隠れ家的な雰囲気をアピールし、写真や動画の投稿で興味を引いて集客するなら、テキストだけではなく写真や動画などが使えるSNSが向いています。
スクールやコンサルティングならたくさんの情報提供が必要です。
インスタやTwitterで視覚的にアピールしたり、ブログやHPと連携し詳細情報を届けるのもよいですよね。
商品・サービスのUSPによって、柔軟に手段を選んだり組み合わせた提案ができる人を企業は求めています。
今マーケティング対策にインスタをおすすめする理由
さまざまなSNSがある中で、今インスタをおすすめする理由は、インスタが個人利用だけでなく企業の参入が多く注目されているからです。
視覚的に画像や動画で情報を拡散でき集客ツールも充実。
今一番マーケティング対策におすすめしたいSNSです。
そして低コストで始められるので集客のハードルが低く再現性が高い上に、豊富な機能でいろいろな角度からアプローチできる利点もあります。
一方で、インスタでマーケティング対策を始める際には以下の点に注意しましょう。
-
コンテンツがない場合には作成から始める必要があり時間がかかる
-
企業間取引(BtoB)には向いていない
-
毎日更新する人が多いので、投稿頻度が低いとアクセスが伸びにくい
-
社内にインスタ集客に詳しい人材がいないと代行やコンサルが必要になる
まとめ
マーケティング対策に使えるさまざまなSNSの特徴をご紹介しました。
時代によってマーケティングの手段が変わる中、今はインスタが一番時代に合った方法と言えます。
とは言え、商品やサービスのUSPを明確にし、それに合わせたSNSを選んでマーケティング戦略を展開したいところです。
インスタで仕事を獲得したいと思うならインスタの知識はもちろん、その他のSNSの特徴も把握して「なぜインスタが必要なのか」が説明できる必要があります。
目まぐるしく変化するSNSの最新情報を、クライアントに合わせてうまく活用できるプロになりましょう。